最終更新日2022.4.6
    【EVの心臓部 開発現場に迫る】挑戦!脱炭素ミッション「クルマ開発最前線」

    2022-04-06_07h59_49

    テレビ愛知のEV自動車の部品開発の番組を観ました。

    部品メーカー「アイシン」の向上を取材しています。

    「カーボンニュートラル」という世界の動きに向けて
    開発に取り組む皆さんの現場は見ていて面白かったです。

    現在進行形の「プロジェクトX」な感じですね。


    「カーボンニュートラル」が是か非かというテーゼがあります。
    私としては懐疑的に考えております。
    しかし、それだとしても世界は既にそこへ向かっています。

    是であれ非であれ、一定の結果が出るまではこの動きは続いて行くでしょう。
    自動車の車の排気ガス規制が厳しくなり、外国のメーカーでも
    日本のメーカーでも不正検査やデータ偽装の事件は沢山起きています。

    規制が厳しすぎて実現が技術的に難しい段階にまで来ているのでしょうか。
    そうであれば自動車の電気化ははやり止める事が出来ませんし、
    動きはより加速していくでしょう。

    運送業界にいる立場の私としては、充電スタンドなどが心配です。
    現在の充電施設は自宅に建てる場合、1000万円を超えるなどと言う話もあります。

    200ボルトを家にひいてきて、専用の充電器を設置するだけですので
    もっとずっと安くなっていくのではないでしょうか。

    セミトレーラーでは駐車場は小さくて済みます。
    また、運送業界では2024年になると5年間猶予されていた
    月間の労働時間の規制が適用されるようになります。

    充電には時間がかかります。
    だから、車を休ませる時間も必要になる訳ですから、
    労働時間と営業利益との兼ね合い、ドライバーの給与体系、
    運送料金の抜本的な改定もEV化と同時に必要になっていきます。
    これは荷主さん側に十分理解してもらえないとなかなか厳しい事ですね。

    そういう意味でも、運送業界の人は随時情報を発信して
    運送業以外の人にも十分衆知していくことが必要となりますね。

    海コンのトラクタの充電は、狭い面積でもできますし
    長距離運送も頻繁にはありませんのでハードルは低いでしょう。

    一方で、一般のトラック、連結を切り離さないセミトレーラでは
    大きな敷地面積が必要となります。
    車をドライバー交代で24時間休ませずに運行する業界もあります。

    長距離運行では自社駐車場で充電ができません。
    そうなると、全国にトラック専用の充電パーキングが必要になります。

    そういう事を考えると、燃料電池車、水素エンジンが良さげです。
    一方で外国のトラックメーカーはEV化のニュースを良く聞きます。
    どういう風に上記の問題を回避するのか興味があるところです。

      読売新聞
      ニチレイ、トラック入庫を完全予約 待機時間を削減





      ニチレイ
      「トラック事前予約システム」運用開始のお知らせ



    昨日目に入ってきたニュースで、倉庫側がトラックの荷受け、集荷の
    時間の予約システムの話題がありました。

    こうした取り組みもカーボンニュートラルには大きな課題ですね。