最終更新日2021.5.13
    GoogleEarthプレゼンテーションを動画にしたいなと思ってたんですが
    ようやく作成しました。




    以前に書いた記事

    TOP100 世界のコンテナ港 2019年(ロイズList 2020からの抜粋)


    GoogleEarthプレゼンテーション


    以下、動画の説明からコピー

    2021.5.13 現在、巷では米国「巣ごもり需要」でコンテナ足りない、
    運賃高騰なんて事になってます。

     2020年、COVID-19が発生し世界各地のロックダウンで港湾機能が著しく低下しました。
     コンテナの積み下ろしが出来ない為に、港の近くの錨泊地に定期航路の船が溜まりました。

     2021年の1,2月ではロサンゼルス+ロングビーチ港の外で2週間待ちの船までいたとか。
     大きい港だとヴェッセルファインダーやマリントラフィックで錨泊地を見ると
    十数隻が停泊してる所もあります。

     24時間3交代制の釜山新港のヒュンダイのヤードは自動化も取り入れています。
    それでも「蔵置き率」が通常66%なのが現在は90%で、
    70%を超えると遅延が出始めるそうです。

     ロサンゼルス港では、港湾労働者組合員が毎朝組合の手配所に集合し、
    仕事を割り振られます。 会社に入って部署に所属しません。
    あちらの組合は大変強い組織です。 コロナ禍初期は濃厚接触になりやすい環境でした。
    そんな事もあってか、サン・ペドロ湾には入港待ちの船が沢山待機しています。

     アメリカ国民が巣ごもり需要で爆買いしてて、
    コンテナがアメリカに溜まってるような印象の報道もあります。

     実態としては、ロックダウンからの港湾の閉鎖や機能の低下から定期航路の船が停滞する。
    そこからコンテナが港に溜まってしまい、更に港湾機能低下。

    定期運航船の遅延が大きく発生する。
     中国と米国の運賃は2021.4末の韓国の中央日報によれば40フィートコンテナが
    3800ドルまで3倍ほど高騰しているそうです。
    おおよそ42万円くらいでしょうか。

     世界の港湾を知ると、コンテナ貨物船のニュースがもっと面白くなるかもしれませんよ。 GoogleMapレイヤー 世界のコンテナ・ターミナル【はまかぜの旅団】