団長令

旅団各員へ通達

連休明けは、必ずシャーシのブレーキのブレーキ緩解を確認せよ
シャーシ(シャシー)を繋いでシャクッた後、
ゆっくり発進し、惰性運転し、
可能なら目視確認で全部のタイヤが回っているか確認すること。


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連休明けに限らず、平時毎日毎回が普通なことなのだけど、
特に連休明けは確認が重要です。(季節によらず)
またそれに慣れていないと、違いが分らない。

確認は
ニュートラルギアに切り替えて惰性走行する。
この時にブレーキが完全に緩んでいないで
あまくマキシブレーキが効いていると減速の割合が高い。
そのまま走ると車両火災を引き起こす可能性がある

救援をよんで故障の修理の為に延着した方がマシだ。
海コンに限らずに大型車やセミトレーラの後輪タイヤから出火する場合、
大抵はこれが原因だろう。
全部のホイールでロックするのではなく、何処か一箇所が固着する。

海コンでは実入りコンテナが乗っているシャーシではタイヤがロックせずに
甘くブレーキが掛かった状態のままタイヤは回転する。
機械式オートマチック車でニュートラル走行が出来ないという人や
面倒なら低速で一定速度になるようにアクセルを踏まないかあまく踏み
そこで抵抗感を確認する。


海上コンテナのドレージに限らずセミトレーラ全般的にいえる。
大型トラックや中型トラックでも無い話ではない。

海上コンテナ輸送のドレージ(陸上輸送業者)、通常は海コンというが
この分野のシャーシは使用頻度が一般的なトラックに比べて低い。
トラクターヘッドとシャーシはワンセットでは使用しない。
同じドライバーが常に同じシャーシを使用しない。
だから通常のトラックよりも問題が発生する確率が高い。

通常トラックでは車両のサイズに係わらず毎回運行前点検をする。
海コンではそれをやる人は少ない。
同じ日に何度も「別の車両」を使用する。

シャーシ(シャシー)はエンジンが付いておらず構造が簡単な為に車両の寿命が長い。
20年~30年使用している車両はざらに在る。
したがってボロいシャーシが多い。
ボロいのが当たり前だからと言って、多少の不具合を
そのまま放置するケースも多い。

経験年数が長い、年齢が30歳以上だ、だからベテランだ
と言い張る馬鹿が多いのだが何も知識の無いドライバーは多い。
ベテランというのは元退役軍人と云う意味で、
私が思うには最低でも年齢だけでいうなら40歳以上かなと思うけどな。
年齢はいいのだけど、結局点検を無意識レベルでやるくらいで
ないといけないとは思うな。
やらないなら21歳で始めて25年やっていても、
運送業未経験で40代後半で免許を取って2年目でやっていないと
同レベルと云うことはいえる。
実際、免許とって大きい車に乗ってるだけで
「ぼく運転手さん、えらい~」というレベルの運ちゃんが多い。
プロってそんなものじゃないから。

ブレーキドラムの内側に金属の粉が残る。
これが錆びる。
また水分の結露によって、各所で錆が進行する。
ゴムの劣化が進んで作動不良を起こす。
原因はいろいろ考えられるがブレーキが固着することはよくある。

昨日の夕方まで何も問題が無かったという気がしていても
今朝出発しようとしたら固着してしまってるということも在る。
それが海コンのシャーシなら数日放置していればどうなってるか分らない。

これは車両が新しいか古いか、整備が十分か不十分かはあまり関係ない。
私は新しい20F3軸シャーシ、骨でシャーシプールを発進したら
他社の人にクラクションをならされて始めて左後方の真ん中軸の
ダブルタイヤ1セットだけ動いていないのを教えてもらった事がある。
ネック上のウェイトが邪魔で見えないから右左折状態を作って
見れば良かったんですがね。骨だとよく分らないということもある。
ただ、そんな状態なら後ろを見ればブラックマークが路面に残る。
だから、ブレーキが掛かっているかもしれないということは常に
考えて惰性運転や目視確認していかないといけないということだ。

マキシが掛かって全タイヤロックさせたまま2、300m引きずって
シャーシプールから道路までブラックマークを残してるのを時々見る。
繋いだ時に一周点検してマキシのスイッチを確認してればそんな事にはならない。
大切なのは点検する習慣だ。
ロックまま百メートル走っただけでもスポット禿を作ってタイヤが駄目になる事がある。
そんな奴は経営者から見たら使えない運転手だ。

お子様成人の運転手や管理職は100%、移動時間の早さしか
見た目の早さしか分らない。
移動時間が早いか遅いか、それしかわからない。
そういう運ちゃんや管理職の多い職場では
車両点検をやってるとかえって煙たがられる。
寝坊して焦っていてやらないということもある。

理想としては上記に述べたとおりだけど、気の緩みや怠惰な気分や
そういう事情などで焦って出来ない場合もある。
それでも冶金技術と機械の構造上の問題から
車は壊れたり不具合がでると云うことを忘れずにいたい。

海コンの場合、決まった貸与車はトラクターヘッドだけだ。
シャーシは自分の管理外であるような気がする。
気がするけど、2トン車などからステップアップしてきていれば
当然分ることだけど運転手は毎回車両の点検をしてから
運行を始めなければならない。
だからシャーシも当然運行前点検が必要なので、
何か問題がでたら他の車両の問題だという言い訳は出来ない。
それは十分に心に刻んでおきたい。

年末、他社に勤める後輩に必ず点検しろと言ったんだけど、
「うちは車両整備が行き届いていてシャーシも新しいからやる必要が無い」
と言い張ってた。そういう問題じゃないから。
やらなくていい理由があるんだ、と何を云っても「やる」といわない。
彼はいつもの事で、必ず何が注意点だと教えてるにもかかわらず
話を聞いてなくてその問題点から発生する失敗を良くやらかす。
だから口をすっぱく教えてるんだけど、駄目なんだな。

何事も
それをやる理由は沢山あるけど、それをやらない理由は殆ど無い。

運転操作の妙技の優劣なんて、そんな事はどうでもいい。
運動神経や体力は20代半ばから落ちる一方なんだから。
脳みそで理屈や知識、経験で「それ」をやるのが職人の世界だ。
技と云うのは目に見える部分じゃない。

私自身はそんなに神経質でもないから手を抜くこともよく在る。
運転も上手くない。
だからこんな話をしていて自分が失敗すると倍返しになる。
嬉々として失敗を責めたり悪口をいう輩が多い。
そこはお前、慰めるとこだろ?俺は慰めてるよな?!

心配して教えてあげてるのにな。
そういう意味では面倒くさいことになるから
あまり強くは言いたくないのですけどね。
そして相手がADHDの運転手だった場合、
教えると逆恨みされるのが普通だから。
大型牽引車どころか運送業初という本当の素人だとしても
発達障害の人間だったら逆恨みされるから面倒くさいこと極まりない。

日々の業務をこなして給料を得るための
最低限の義務をやってるだけに過ぎない業種に限らずに
運転手だったら誰でもやってる配達をやってるだけなのに、
まるで鬼の首でもとったか艱難辛苦の旅をしてきた猛者の様な気分になって
誰かを小馬鹿にしてる馬鹿者が凄く多い。
ただの配達をほんの少し経験したくらいでベテランだとか、
構内車は素人とか悪口の酷い連中ね。本当にウザい。
子供だから一個一個何でもストレスが大きくて
困難を乗り越えたような錯覚をして自己を過大評価している。
更には誰かより俺は上だとか言い出してね、
そんな奴には向いてないから辞めてしまえよといいたい。
最低限の義務をどうにかこうにかやっとこさコナしてるだけなんだからさ、
才能無いよ。


しかしそんな面倒な事が多くても周囲が子供ばかりでも
旅団としては、告知しなければならない。
今までも色々書いてきてるし、本当のベテラン達の周知したいという意見も多いから。
ただ知らないだけなら覚えればいいだけの話で、恥でもなんでもない。
だけど、知る必要がないやる必要がないといって
やらかしたんなら言い訳が出来ない、馬鹿者だ。
お前何年やってるんだ、ド素人めという話。
事故の場合と同じで、分っててもやらかすことがあるんだからさ。

連休明けはバッテリー上がりも心配だけど、このようなブレーキの故障も心配だ。
通常より早く出社して車両点検は必ず確実に実行したいところです。